この記事を読んで uDAC3 の改造をやってみようと思った方へ。
あくまでも自己責任でお願いします。 なにかしらの損害が発生しても、当方になにも求めないでください。

ボリュームつまみを引き抜いて、リア側四隅のねじを 1.5mm の六角レンチで外すと、 このように中身を引き出すことが出来る。

ボリュームわきのコネクタに接着剤が付いているので、カッターなどで削る。 こうしないと上下の基板を抜く事ができない。

uDAC2 と違って、電解コンデンサは面実装になっているし、すっきりしている。
あっ、COAXIAL がまじめにパルストランス付いてる!
USB ストリーミングコントローラは BRAVO SA9027。 uDAC2 ではここにも「nu」ロゴが印刷されてあったが、仕様からすると SA9023 だったのかな?
HPA (ヘッドホンアンプ)は、TI TPA4411M 。 これは uDAC2 と同じ。
ボリュームは…うたい文句は「TOCOS」(東京コスモス)ということだけれど、部品に TOCOS ロゴは入っていない。 台湾か中国の安いメーカーなんじゃないか?uDAC2 はちゃんと TOCOS の部品だったのに。

テスターであたったり データシートを調べて、改造箇所を特定。


二箇所あるフェライトビーズをリード線で短絡。

改造完了。
やったこと
- スペース確保のため COAXIAL のパルストランスを除去(COAXIAL は使わないので)
- 下基板・上基板に一箇所ずつ付いている電源ラインのフェライトビーズを短絡
- バス電源大元の電解コンデンサ 220uF を OS-CON 470uF に交換
- DAC 電源の電解コンデンサ 10uF を OS-CON 82uF に交換
- DAC 負電源に OS-CON 4.7uF を追加
- HPA 電源の電解コンデンサ 10uF を OS-CON 120uF に交換
- HPA 負電源に OS-CON 82uF を追加
やってみたいこと
- DAC/HPA フライングコンデンサをフィルムコンデンサに交換
さて、効果のほどは…。
高域がきれいになった。 改造前は少し汚く歪んでいる感じがしたが、これがすっきりした。
ただ、どの改造が効いているのかは 分からない。 全部いっぺんにやってしまったからね。
もう少しふくよかであってほしいかな、とも思う。 そこは変更前後でかわりないようだ。
高域の改善は、自分だけでなく何人かにも聞いてもらったけれど、やはり同じ感想。
かなりの高評価。やったかいがあったというもの。
まあ、しょせんは自己満足だけれど。