2016年07月31日

uDAC5 を導入・分解そして

USB DAC の、NuForce uDAC5 を導入。 さっそく分解してみた。(追記あり)
常用 USB DAC はこれまで uDAC3 であったが、 DSD 対応・ヘッドホン 130mW 出力 という機能・性能アップで、価格は約 3 万円と 倍になったけれどどんなものか知りたくて購入。
「ヘッドホン 130mW」というところに、一抹の不安を覚えたのだが…。

まずは音を確認してみた。 すっきり・あっさりした音。 上品になった反面、uDAC2 や uDAC3 の力強さ、パンチ力といったものに欠ける。
ボリュームのカーブが、なにかおかしい。 かなり右に回さないと音量が上がってこなくて、上がり始めると急激に変わる。 ちょっと使いづらい。
しかし、とにかく造りのよさは特筆モノ。 uDAC3 と比べて、合わせの精度がかなり向上している。 ボリュームつまみのところはフロントパネルをザグってあり、色合いのいいアルミ筐体とあいまって高級感をかもしだしている。
ケースの「NuForce」ロゴに、ハーフピアス加工によるごくわずかなゆがみが見られるが、仕方ないだろう。

uDAC5分解
uDAC5分解
まずはつまみを引っこ抜く。 今回も、1.5mm の六角レンチではずすことができた。

uDAC5分解
uDAC5分解
uDAC5分解

uDAC5分解
プロセッサは XMOS XS1-U8A-64-FB96-C5
電源 IC は LT LT3471 で、±5V を生成。アナログ回路用途であろう。
+5V は SEPIC 構成と思われる。

uDAC5分解
DAC は ESS ES9010K2M
OpAmp は JRC NJM4562M を5個。 I-V 変換に2個、作動増幅に1個、ボリューム後のバッファと反転アンプに2個。

uDAC5分解
ヘッドホンアンプは TI TPA6130A2 。
ああ、ヘッドホン出力仕様を見てもしやと思ったら、やはりこれだったか…。
この IC はスルーレートが遅い (0.3V/us) ので、音量(振幅) が大きいときには高域まで再生しきれないはずだ。
uDAC3 まで使われていた HPA は、TI TPA4411M 。 これのスルーレートは 2.2V/rms 。

回路定数を見て、ボリュームのカーブがおかしいことを納得。
uDAC5分解
10kの抵抗の後に 1kΩ をつけているので、カーブが低くなるのも納得である。
OpAmp が5個もあるので、オフセットを無視できなくなったのだろう、HPA の直前にセラミックコンデンサが入っている。
uDAC3 までは DC 接続を売りにしていたのだが、今回そのような売り文句が見当たらないと思ったら、そういうことか。
え?セラミックコンデンサ!??


ということで、改造できるポイントというか、音質改善を見込める効果的な改造方法が見当たらない。
・ HPA 前のセラミックコンデンサをフィルムコンデンサに変える
・ HPA チャージポンプのコンデンサを変える、平滑コンデンサを変える
・ ±電源の平滑コンデンサを変える
これくらいをやっても HPA が遅いので、スピード感の向上は見込めないか。

常用は、改造済み uDAC3 に戻そうかしら。

Aug.4,2016 追記
uDAC5 は使うのをやめる。 やはり HPA の性能限界か、スピードのある音が再生しきれない。

DS-100plus
「USB DAC はバス電源」というポリシーを捨てて、この製品を買った。 すぐに、上位機種にすればよかったと思ったけど。
オーディオに通じた人が設計とのことで安心感があったのと、96kHz までとはいえ約2万円とわりと安かったので、迷わず・思わず 買ってしまった。
実は早速分解してみている。 中身は製品サイト等で紹介されているので書かない。
そしてせっかく開けたので改造もしてしまった。 ±12V電源に、大きな音響用電解コンデンサを追加している。
音が柔らかく、分離がよくなったように思う。
posted by Syrup 2/3 at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 撮影
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